フトアゴヒゲトカゲは比較的丈夫で飼育しやすい生きものです。しかし怪我や病気などのトラブルも少なくありません。
大切なフトアゴがもし病気になってしまったら、とても不安ですよね。
病気や怪我は、普段から気をつけていれば防げるものも多いです。そこで今回の記事では、実際にどんな病気・トラブルがあるのか、また未然に防ぐためにはどんなことに気をつければ良いのか解説します。
フトアゴを飼育するなら絶対に知っておきべきことばかりですので、ぜひこの記事を飼育の参考にしてみてください。
注意
今、実際にフトアゴに不調が見られる場合は動物病院に行かれることをおすすめします。
この記事は、いま病気のフトアゴを助ける目的で書いたものではありません。
わたしはプロでも獣医でもありませんので、正しい情報をお伝えできるよう、普段から勉強している以下の書籍を参考にこの記事を書かせていただきました。症状は実際に見てみないとわからない部分もありますので、何かあれば自分だけで判断せず、獣医さんやお迎えしたショップのアドバイスもあわせて参考になさってみてください。
参考
- 「フトアゴヒゲトカゲと暮らす本」愛のフトアゴ暮らし推進委員会
- 「フトアゴヒゲトカゲの教科書」川村健太
- 「ヒョウモン&フトアゴの飼い方・育て方」白輪剛史
- 「フトアゴヒゲトカゲ」海老沼剛
- 「REPFAN vol.5 (フトアゴ特集ページ)」SAKURA MOOK
- かかりつけ獣医さんのアドバイス
以上の注意点をご理解いただいた上で、フトアゴ飼育に必要な知識としてお読みいただければ嬉しいです。
この記事でわかること
- フトアゴヒゲトカゲによくある病気やトラブルの例
- 今日から直せる、飼育上の注意点
- 動物病院のかかりかた
フトアゴの病気・トラブルの例と対策
それでは、フトアゴヒゲトカゲによくある病気やトラブルについて、具体的な症状を挙げながら、対処法や治療について解説します。
くる病
- 症状…骨の軟化、骨折、食欲不振、脊椎湾曲など
- 原因…カルシウム不足、紫外線照射量の不足
対策
- カルシウム・ビタミンD3を与える
- 紫外線照射をしっかり行なう
- 暖かい日には日光浴をさせる
くる病は聞いたことがある人もいるかもしれません。カルシウム不足が原因で起こる病気で、骨が曲がってしまったり、弱くなったりしてしまいます。
普段の餌にはサプリメントでカルシウムを補うわけですが(詳しくは「フトアゴヒゲトカゲにおすすめのサプリメント」で与え方などを解説しています)、いくらカルシウムを与えていたとしてもビタミンD3が不足するとうまく吸収できません。
ビタミンD3はサプリメントで補給、または紫外線照射により体内でつくることができます。
また、リンとカルシウムのバランスも重要と言われています。
餌に含まれるカルシウムとリンの比率は、トカゲ類ではリン1に対しカルシウムが1~2が望ましいとされています
GEX エキゾテラ
バグプレミアムはうちでも使っている餌で、レビュー記事もありますので気になる方は読んでみてください。≫「バグプレミアムをフトアゴヒゲトカゲに与えてみた」
与える餌やサプリメントだけではなく、紫外線も重要です。毎日紫外線ライトを使用し、暖かい日には少しでもいいので外で日光浴をさせましょう。やはり自然の太陽光には敵いません。
軽度な症状であれば、カルシウムの摂取と紫外線照射で改善されることもありますが、重度であると治療しても回復しないことがあります。
普段から気をつけていれば避けられる病気なので、基本の飼育方法をしっかり理解しましょう。
ビタミンD3のサプリメントはあげすぎ注意です。使用上の注意をよく読み、与える頻度を確認しましょう。
脱皮不全
- 症状…脱皮の皮が残る
- 原因…ケージ内の湿度が高すぎる、または乾燥しすぎ、紫外線不足、栄養不足など
対策
- ケージ内の湿度管理
- 温浴
- 紫外線ライトの照射、日光浴
- 脱皮促進用のスプレー
脱皮不全とは古い皮が残ってしまう状態のことで、その皮がずっと残っていると皮が硬くなってしまい、病気の原因にもなります。
脱皮不全は様々な原因が考えられますが、ケージ内の湿度が適切でないこと、栄養不足などがあります。また、紫外線は脱皮促進の効果もありますので、しっかりと浴びさせましょう。温浴も効果的です。
ケージ内の湿度は70%を超えると高すぎです。
-
脱皮の頻度ってどれくらい?
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フトアゴの脱皮は、若い個体ほど頻繁に行われます。脱皮は成長にともなって行われるからですね。ちなみにフトアゴの脱皮は、蛇のように一気に脱ぐのではなく、部分的に行われます。脚だけとか、顔だけとか、ちょっとおもしろいですよ。
わたしの経験上のお話になりますが、小さいころはしょっちゅうどこかしら脱皮していて、200g超えたくらいの成長段階になると数週間は脱皮しなくなりました。
湿度管理・温浴等でも改善されない場合は受診してみましょう
下痢
- 症状…糞がゆるい、水っぽい
- 原因…温浴のしすぎ、興奮状態で過剰ないきみ、昆虫をたくさん食べた、寄生虫など
対策
- 温浴のしすぎに注意
- 一度に昆虫をたくさん食べさせない
- 慢性的な下痢は糞便検査をしてもらう
上記のような温浴のしすぎ(長時間・高頻度)や昆虫の食べすぎなど、一時的な要因であれば改善しやすいのですが、下痢状態が続くと寄生虫が原因として考えられるので糞便検査をする必要があります。
寄生虫って?
消化管内に住み着く寄生虫で、ギョウ虫、コクシジウムなどが挙げられる。
- ギョウ虫…よく見られる寄生虫だが病原性はほとんどない。しかし大量発生により、フトアゴが衰弱するケースもある。
- コクシジウム…症状が出ないものから重度の症状まで様々。下痢が長引くと、脱腸することも。病院で糞便検査、虫下しの投与を行うが、完全な駆虫は難しく、症状が出ないようにコントロールする。
- クリプトスポリジウム…消化管などに寄生する。食欲不振、体重減少、嘔吐、下痢などを起こし、痩せて死亡することが多い。
無症状もあることから、元気そうに見えても、定期的な糞便検査が大切です。
▼クリプトに感染したフトアゴさんです▼
寄生虫が引き起こす慢性的な下痢は、まず糞便検査をしてもらい、病院の指示に従いましょう。
普段から気をつけることは、飼育環境を清潔に、長時間の温浴をしない、一度に昆虫をあげすぎない、などです。温浴のしかたについては、「フトアゴヒゲトカゲの温浴方法、効果と注意点」で詳しく解説していますが、以下の点に注意し、フトアゴに負担のないように行いましょう。
フトアゴヒゲトカゲの温浴方法
- 頻度:週に1~2回(体が汚れたときなどはもっとやってもOK)
- 時間:5~10分
- 温度:35℃前後(だんだん冷めてくるので注意)
- 水位:フトアゴの顔がしっかり出るくらい
- 注意点:寒くない部屋で行う。温浴後はタオルで水分を拭き取り、バスキングをさせる。
温浴を嫌がっている場合は短時間で済ませ、ストレスにならないようにしましょう
便秘・消化管閉塞
- 症状…便秘、食欲不振、お腹が膨らむ
- 原因…水分不足、砂等の床材を飲み込んだ等
対策
- 水分補給(スポイトなどで直接飲ませる、温浴、野菜を与える等)
- 給餌のときに床材を飲み込まないように注意する
フトアゴの便秘はよくあることです。うちのフトアゴも、一週間程度出なかったことがありました。その時は温浴、日光浴、部屋の中を運動させ、対処しました。
運動中、リビングにうんちされちゃいました(笑)
温浴&日光浴は代謝がよくなるのでオススメです
便秘におすすめの野菜はオクラです。うちでは冷凍のオクラをストックしておき、解凍して時々与えています。こちらの記事では、フトアゴにおすすめの野菜や、与えてはいけない野菜を紹介しています。
動物病院での便秘の治療は、温水を浣腸することで排泄を促すそうです。重度の便秘となると、大量の浣腸をし、掻き出す処置をするなど、少し大がかりな治療となるようです。
床材を飲み込んでしまい、消化管閉塞になってしまうことがあります。動物病院で下剤を投与し対応しますが、それでも出せない場合は手術をすることもあります。
床材の選び方についてはこちら≫「フトアゴヒゲトカゲの床材の選び方」
ペットシーツは飲み込む心配がなく、掃除も簡単で衛生的、とてもオススメです
卵詰まり・難産
- 症状…卵が停滞し、お腹を圧迫する、食欲不振、お腹が膨らむ
- 原因…ストレス、不適切な飼育管理、カルシウム不足、脱水、適切な産卵場所がない等
対策
- 栄養管理、水分補給、カルシウム不足に注意、適切な飼育管理
- 繁殖は計画的に行なう
- 卵が停滞するようなら受診する
メスのフトアゴヒゲトカゲは、無精卵を産むことがあります。オスを見たり、温度差などで体にスイッチが入り、抱卵するのです。そのまま産卵できれば問題ないのですが、卵胞鬱滞(らんぽううったい)といって卵の状態になる前のものが停滞してしまい、お腹を圧迫することがあります。
卵胞が無精卵になることなく吸収され無くなることもあります。自然に吸収されればいいのですが、停滞してしまった場合は病院で治療、手術が必要になります。
難産はカルシウム不足、脱水、適切な産卵場所がないことなどが原因として挙げられます。
動物病院ではレントゲン検査、超音波検査、血液検査を行ない診断します。小さな骨盤や変形した骨盤の存在、あるいは卵殻卵が存在する場合には手術が必要になります。各検査において異常が認められない場合では、補液、飼育環境の改善、適切な産卵場所の提供により解決することもあります。
「フトアゴヒゲトカゲと暮らす本」
以上のように、飼育環境が原因となることもあるので、メスのフトアゴを飼育している場合は日頃の観察・健康管理をしっかり行い、トラブルを防ぎましょう。
こちらの動画は、フトアゴの産卵についてとてもよくわかります。
目のトラブル
- 症状…結膜炎、角膜疾患、目を閉じたまま、目やになど
- 原因…感染症、砂などの異物、外傷
対策
- ケージ内を清潔に保つ
- 目に入りにくい床材にする
感染症の後遺症や、砂などの異物による刺激が原因で起こります。点眼薬で治療します。
目やにの原因は細菌感染や角膜外傷が多く、抗生物質の点眼薬で治療します。
紫外線ライトが近すぎることが原因で、目を閉じてしまうこともあります
マウスロット
- 症状…口内炎、口の中の出血
- 原因…細菌感染、口の中の傷、飼育環境
対策
飼育環境を清潔に保つ
コオロギなどを食べた時に、口の中が傷つくこともあるそうです
脱水
- 症状…目がくぼみ痩せる
- 原因…水分不足
対策
水分補給、温浴
積極的に水を飲むフトアゴは少ないので、温浴をしたり野菜を与えたり、スポイトなどで口元に水をたらすのもおすすめです。
目がくぼんで痩せている状態は、何か病気にかかっている可能性もありますので受診も検討しましょう。
熱中症
- 症状…口を開けている、ぐったりしている
- 原因…暑すぎる環境、炎天下・高気温の場所に長時間いる
対策
- 夏の日光浴時は日陰をつくる
- 炎天下の日光浴は短時間で済ませる
- 高気温のとき車内などに放置しない(高気温でなくても放置はダメ)
フトアゴは寒さに弱いのですが、暑すぎるのも苦手なのです
怪我
- 症状…火傷、擦り傷、爪飛びなど
- 原因…ケージ内の環境・レイアウトが適切でない、フトアゴ同士の喧嘩、餌と間違えて噛む、爪を引っ掛けた状態から急に持ち上げた
対策
- 保温球はフトアゴが触れない位置に設置
- 倒れやすいレイアウトをしない
- ハンドリングは低い位置で行なう
- 単独飼育をする
- フトアゴが爪を引っ掛けた状態で持ち上げない
どれも気をつければ避けられるものばかりです。
保温球がフトアゴに近すぎませんか?倒れて怪我の原因になるものを置いていませんか?
誤飲
- 症状…餌以外のものを飲み込む
- 原因…給餌のときに床材も飲み込みやすい状況、口に入るものがケージ内や部屋の中にある
対策
- 餌皿やピンセットを使用し、床材を飲み込まないようにする
- 口に入る大きさのものをケージ内に飾らない
- 部屋の中を散歩させるとき、誤飲に気をつける
ケージ内をかわいく飾りたくなりますが、細かいものを置くのはやめましょう
病気やトラブルを予防するために
これまでの症状例の解説でも触れましたが、あらためて、病気やトラブルを予防するために普段から気をつけることをまとめます。
対策①ケージ内やフトアゴの体を清潔に
- 食べ残しの餌や糞はこまめに取り除く
- ケージの清掃を定期的に行う(月1~2回が理想)
- 床材の交換(頻度は床材の種類による)
- フトアゴの体が糞などで汚れたら温浴をしてきれいにする
うちでは床材としてウォールナッツサンドを使用していますが、全交換の頻度は2~3ヶ月に一度です。交換が楽なのはペットシーツがダントツですね!
イオレイズは爬虫類飼育者に人気の商品で、におい対策にもなるんですよ。
対策②温度・湿度管理
- ホットスポットは35℃~40℃、クールスポットは28℃~30℃になるようにし、フトアゴ自身が温度調節できるようにする
- 乾燥しすぎや、70%を超える高い湿度にならないようにする
- 温度計は両端にひとつずつ設置するのがおすすめ
対策③成長に合ったバランスの良い食事
- 成長に合ったバランスの良い食事を与える
- カルシウムやビタミン、ミネラルをサプリメントで補う
個体差もありますので、「○ヶ月からこの量を」、「○○gになったらこのメニュー」、と決めるのは難しいのですが、昆虫食からフード&野菜メインに移行していくイメージです。
フトアゴ用のフードは栄養バランスを考えて作られています。
対策④毎日の観察
- ストレスにならない程度に毎日ハンドリングをしてフトアゴの体をチェックする
- 糞の状態を確認する(下痢をしていないか等)
- 食欲はあるか、吐き戻しなどしていないか確認する
フトアゴを手に乗せて触れ合うことをハンドリングといいます。フトアゴはおとなしく、ハンドリングを嫌がらない個体が多いですが、少なからずストレスは感じている場合もありますので、フトアゴの性格などを考慮しつつ、やりすぎには注意しましょう。
ハンドリングのコツは、「フトアゴヒゲトカゲはなつく?」で解説していますので、上手に触れ合いたいという方におすすめの記事です。
対策⑤飼育用品の管理
- バスキングライトや紫外線ライトには寿命があるので、定期的に交換する
- バスキングライトは高熱になるので、フトアゴが触れないように気をつける
- 崩れやすいレイアウトはしない
- 誤飲の危険があるものは置かない
ライトは半年~1年で交換するものが多いです。購入時に確認しましょう。
対策⑥単独飼育
- ひとつのケージで複数のフトアゴを飼育することは避ける
- 複数のフトアゴを部屋で散歩させるときは目を離さない、なるべく1匹ずつ行う
ベビーのフトアゴはひとつのケージに同居させても問題ありませんが、成長してくると咬み付いたりすることがあります。
ちょっとしたトラブル?こんな時どうする?
「今すぐ病院に行くほどでもなさそうだけど…どうしよう」
そんな風に迷うこともあるかと思います。基本的には「お迎えしたショップや獣医さんに相談したほうがいいです」と言いたいところですが…。なかなかすぐにはできないときもありますよね。
それを頭に入れた上で、フトアゴの状態別に対応を紹介します。
餌を食べない
こんなことを見直そう
- ケージ内の温度は適切か?(ホットスポット35℃~40℃、クールスポット28℃~30℃)
- 乾燥しすぎていたり、湿度が高すぎないか?
- 季節に合わせて適切に飼育用品を選んでいるか(冬にライトのワット数が足りないなど)
餌を食べないのは環境が原因であることが多いです。これでも原因がわからなければ、受診を検討しましょう。
太ってきた
こんなことを見直そう
昆虫やフードを与えすぎていないか
ベビーの頃は食べるだけ与えても問題ないのですが、成長するにつれて野菜メインの食生活に切り替えていきます。
体重200gを超えたら、毎日給餌でなくても大丈夫です。水分補給も兼ねて野菜は毎日与えるなど、様子を見ながら調節していきましょう。
少しずつ餌を減らしてみましょう!
肥満の目安は?
個体差もあるので、「何g以上で肥満」と決めるのは難しいです。判断目安としては、以下の点が挙げられます。
- お腹が膨らんでいる
- 脚がぱんぱん
- 歩くときにお腹を引きずるほど大きい
- 脇の下に脂肪があり膨らんでいる
- 脚の付け根のくびれがない
- 骨盤のあたりを触っても硬い骨がわからない
骨盤と付け根の見方については、かかりつけの獣医さんに教えていただきました。
フトアゴの餌の量について詳しく読みたい方は、「フトアゴに与える餌の量と頻度」をご覧ください。成長段階ごとに詳しく解説しています。
フトアゴのダイエットはすぐに効果が出るものではなく大変。日頃から食事の量には気をつけていきたいですね。
見たことのない動きをしている
こんな動きではありませんか?
- 顎を黒くしている
- 頭を上下に振っている
- 腕をゆっくり回している
- 口を開けている
- 顎を膨らませている
- しっぽを立てる
これらの行動はきちんと意味があり、ほとんどの場合、問題はありません。
それぞれの意味を解説しますと、
- 顎を黒くしている…機嫌が悪い、怒っている
- 頭を上下に振る…威嚇、求愛行動
- 腕を回す…降参、オスを受け入れる
- 口を開ける…体温調節
- 顎を膨らませる…顔まわりの脱皮、威嚇
- しっぽを立てる…警戒、緊張
となります。
ただ、長時間口を開けたままでパクパクしているなど、場合によっては病気の可能性もゼロではありませんので、受診も検討しましょう。
普段から観察をし、いつもと明らかに違うことに気づくことが大切です
動物病院のかかりかた
爬虫類を診てくれる病院は少ない
すべての動物病院で、爬虫類の診察ができるわけではありません。
フトアゴヒゲトカゲをお迎えした時点で、爬虫類を診てくれる病院を見つけておきましょう。できればお迎えしてある程度飼育に慣れたら、健康診断を受けることをおすすめします。
普段お世話をしている人が連れていきましょう
予約から受診までの手順
- 病院に電話をする
- 「フトアゴヒゲトカゲを診てほしい」と伝え、予約をします。このときにフトアゴについて質問されるかもしれないので、年齢や雌雄、お迎えした時期、気になる症状などを答えられるように整理しておきましょう。
糞便検査でより詳しく調べることができるので、検査の希望があればこのときに聞いてみましょう。
- 【受診当日】受付をする
- 初診の場合は早めに来てくださいと言われるかもしれません。
まず問診票を記入します。あらかじめダウンロードできる場合もありますので、書いて持参するとスムーズです。
- 受診
- 先生がフトアゴを診察してくれます。体重測定や触診、問診、フトアゴも飼い主さんもドキドキですが、静かに見守ってあげましょう。
飼育のことで気になることがあれば、このときに質問してOKです。
- 支払い
- お支払いをして終了です。お疲れさまでした。
追加の検査など指示があれば、それに従います。今後もお世話になる病院ですので、心強い存在になりますよ!
動物病院のかかりかたについてより詳しく書いた記事がこちらです。
わたしの経験も書いていますので、参考にしたい方はぜひ読んでみてくださいね。
寒い日に受診する場合は、カイロなどを用意してフトアゴが寒くないように対策しましょう
まとめ
フトアゴヒゲトカゲの病気・トラブルについて解説いたしました。
幸いなことに、わたしはまだフトアゴの病気を経験したことがありません。ですから詳しい経験談をお話することができないのですが、病気について知っておくことが大切だと思い、日々勉強しています。他のブログやYouTubeなどで、闘病記録などを見ることもできるので、参考にさせてもらっています。
そのように辛い経験を発信してくださっているのは、とてもありがたいですし、皆さんの役に立つことだと思います。
フトアゴヒゲトカゲの病気・トラブルまとめ
- 病気を防ぐために、清潔な飼育環境・バランスのよい餌・毎日の観察を続ける
- 温浴や日光浴はフトアゴの健康に効果的
- 紫外線ライトなど寿命のある飼育用品は定期的に交換する
- 床材は定期的に全交換する
- 爬虫類を診てくれる動物病院を見つけておく
- いつもと違う様子が見られたら、お迎えしたショップや動物病院に相談する
普段仕事などでフトアゴの様子を見ることができない方は、ペットカメラを設置することをおすすめします。3,000~4,000円くらいで買えるものもありますし、外出先からいつでもフトアゴを見ることができますよ。
こちらの記事でペットカメラのレビューを書いています。
実は最近、2台目のカメラを買いまして、こちらも良かったです!もうしばらく使って、レビューを書くつもりですのでお楽しみに♪
ペットカメラがあると、「人がいないとこんな感じなのか~」とついつい見ちゃいます(笑)
Pinterestでボードを作って保存しておくとあとで確認できます
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にもフトアゴヒゲトカゲに関する記事を書いていますので、お役に立てれば嬉しいです。