フトアゴの健康維持のために、日々の観察がとても大切です。
ストレスがかかりすぎない程度にハンドリング(手に乗せること)をして観察したり、掃除をこまめにしたり、温度・湿度計を毎日見る癖をつけて適切な環境を保ちましょう。
- フトアゴの体の観察
- 飼育環境のチェック
この2つをテーマに、解説いたします。
この記事を読めば、毎日チェックするべきポイントがわかります。
フトアゴの体の観察のポイント
観察するポイント
- 脱皮不全になっていないか
- いつもと違う行動をしていないか
- 食欲はあるか
- 吐き戻しなどしていないか
- いつもと違う糞ではないか
ポイント①脱皮不全になっていないか
脱皮は一気に剝けるわけではなく、部分的に剥けていきます。
ケージ内が乾燥しすぎていたり過度に多湿だったりすると、脱皮が正常に行われなくなり脱皮不全がおこります。
そのまま皮がついたまま剝がれないと、感染症など病気の原因になるそうです。
ポイント②いつもと違う行動をしていないか
病気を発見することは難しいですが、いつもと違うことに気づくためにも毎日の観察は欠かせません。
SNS等で「これって病気ですか?」なんて声を聞くこともあります。参考になる意見をもらえるかもしれませんが、実際にその様子を見ているわけではないので、購入したショップに相談したり動物病院に連れて行くことをおすすめします。
ポイント③食欲はあるか
食欲も健康状態を見る大切なポイントです。普段と同じように餌を食べているかチェックしましょう。
ポイント④吐き戻しをしていないか
普段より多く与えすぎたり、フトアゴの体格に合わない大きさの昆虫を与えたりすると、吐き戻しをしてしまうことがあります。
ポイント⑤いつもと違う糞ではないか
いつもより糞がゆるい、未消化のものが混じっているなど、普段の糞と違うところはないか観察しましょう。また、何日も糞をしていないなど、便秘や水分不足が疑われる場合があります。
動物病院で糞の検査もできるので、気になったら相談してみましょう。
爬虫類を診てくれる動物病院を見つけておく
爬虫類を診てくれる動物病院は必ず見つけておきましょう。万が一のときに相談できるので安心です。
受診する際には普段の様子を話すことになりますから、日々の観察はとても大切です。アドバイスもいただけると思いますよ。
ハンドリングに慣らしておくと受診もスムーズです
飼育環境のチェック
飼育環境のチェックポイント
- 温度や湿度は適正か
- 清潔に保たれているか
- フトアゴがケガをしてしまうような危ないところはないか(バスキングライトと近いなど)
「フトアゴお迎え前に準備しておく3つのこと」でもお話しましたが、ケージ内の適正な温度・湿度があります。
これが保たれないと、フトアゴの健康に影響する場合があります。
湿度はそこまで気にしなくていいそうですが、極端に乾燥したり、多湿にならないようにしましょう。脱皮不全などにつながる場合があります。湿度は70%を超えると体調を崩してしまう場合があります。
ケージ内の適温はホットスポットで35℃~40℃、低いところで30℃です
ケージ内は定期的に掃除をし、清潔にしましょう。糞や残った餌、脱皮した皮などが散乱しやすいです。
ガラス面は爬虫類用の除菌スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーで拭き取ります。その他、レイアウト品なども清潔にしましょう。
うちではペットシーツを使っていますが、汚れたらそのまま捨てて新しいものを敷くだけなのでとっても楽ですよ。
まとめ
毎朝起きたら、「おはよう」と声をかけ、温度湿度をチェック、食事や糞の様子などを観察をして健康に気を配ってあげましょう。
大切にお世話して、長生きしてもらいたいですね
普段から観察していれば、異変に早く気付けるかもしれません。
万が一病気になったとしても発見が早ければ治療できる可能性が高くなります。
少しでもおかしいなと感じたら、お迎えしたショップや動物病院に相談しましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。フトアゴのお世話に役立てば嬉しいです。