フトアゴヒゲトカゲの飼育において、床材の選び方はとても大切ですよね。選び方としては、
- 誤飲の心配がないこと
- 消臭効果
- 掃除のしやすさ
- 見栄え・レイアウト性
など、フトアゴに安全であることや飼育者の好み、いろいろなポイントがあります。
詳しくは床材の選び方についての記事で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
わたしはずっとペットシーツを使ってきました。衛生的ですし、糞をしたとき掃除がしやすいことを重視しました。
フトアゴがアダルトサイズになった今は、ウォールナッツサンドを使用しています。床材を変更してから2か月経ちましたので、この記事ではウォールナッツサンドのレビューを書きたいと思います。
今回は、
- ウォールナッツサンドの使用を検討している方
- これからフトアゴ飼育の環境を準備する方
におすすめの記事です。それでは解説していきます。
ウォールナッツサンドの特徴
ウォールナッツサンドはメリットがたくさん
- クルミの殻を粉砕した天然植物素材
- 乾燥地帯に住む爬虫類に向いている
- 消臭効果がある
- 通気・吸水性に優れている
- 穴掘り行動を促進する
- 燃えるゴミとして処理ができる
このような特徴のある床材です。
自然な雰囲気を出しつつ、掃除が楽なことがメリットです。糞をした場合は砂ごとすくって、燃えるゴミとして捨てることができるのでとても簡単です。
詳細はこちら:ビバリア公式ページ
ウォールナッツサンドはコスパが良くない
ウォールナッツサンドはペットシーツに比べると、あまりコスパはよくありません。具体的な金額は、以下の表を参考にご覧ください。
価格 | 交換頻度 | 一か月あたりの費用 | |
ペットシーツ(160枚入り) | 928円 | 糞で汚れたら | 約185円 |
ウォールナッツサンド(5㎏) | 1690円 | 糞で汚れたら& 3か月に一度 | 約560円 |
一か月の費用で考えると、約3倍の値段ということになりますね。我が家では、3か月に一度すべての床材を交換すると決めています。
全交換が少し大変です
ウォールナッツサンドを2か月使ってみた感想
掃除がしやすい
毎日の掃除はとても簡単。糞をしたら、糞が触れている部分の砂ごとすくって、燃えるゴミとして処理しています。ビニール袋と砂と一緒に包んで捨てているからなのか、臭いもあまり気になりません。
処理用のスコップは、使うたびに洗います。
臭いが気にならなくなった
ケージ内の臭いはあまり気になりません。消臭効果はあるようです。
ただ、飼育環境や掃除の頻度によって変わってくると思います。フトアゴの健康のためにも清潔なケージを心掛けましょう。
あわせて爬虫類用消臭剤を置くのもおすすめです。
水入れに砂が入ってしまう
フトアゴは砂を掘る習性があるので、飛んだ砂が水入れに入ってしまうことが多いです。前足と後ろ足を使って豪快に掘ることもありますので、意外と砂が飛びます。
水入れに砂が大量に入ってしまうと、水換えのとき少し面倒です。
安定したレンガの上に水入れを置くことで、飛んだ砂が届きにくくなりました。
不安定な場所に重い水入れを置くと危ないので注意
フトアゴが活発になった
ウォールナッツサンドに変更してから、フトアゴの動きが活発になりました。
より自然に近い環境になったからか、ペットシーツのときには見られなかった行動をするように。
先ほどもお話したように、フトアゴは穴を掘る習性があるので、その自然な行動を引き出せたことは嬉しく思います。
砂が舞うことがない
砂が舞うのではないか、と心配していましたが、粒感のある形状ですので砂が舞うようなことはありません。ガラスが砂で汚くなるようなこともありませんので良かったです。
交換が面倒
毎日の掃除は楽なのですが、3か月に一度の全交換がかなり面倒です。これは仕方ないですね。全交換するタイミングでケージ内の大掃除もするつもりで、3か月に一回頑張りましょう。
交換頻度は人それぞれですが、3か月ごとが多いようです。少なくとも6か月に一度は交換しましょう。
床材交換手順はこちらの記事が参考になります。
ウォールナッツサンド購入前に確認すること
誤飲の心配はないか
ウォールナッツサンドは飲み込んでも糞と一緒に排出されますが、ベビーのフトアゴには負担が大きいため、おすすめしません。
餌を与える際にも、なるべくウォールナッツサンドが口に入らないよう餌皿を使用するなど工夫をしましょう。
ケージサイズに合わせて購入
どのくらいの量のウォールナッツサンドを購入したらいいか分からない方もいると思います。床材を敷く厚さにもよりますが、以下の表を参考に購入してみてください。
90cmケージ | 5.0㎏ |
60㎝ケージ | 3.0㎏ |
それ以下 | 1.5㎏ |
うちでは90㎝サイズのケージを使用していますので、5㎏を購入しています。敷いた砂の厚さは1㎝~3㎝程です。
フトアゴがホリホリしてくれるので、良い感じに自然感が出ます(笑)
床材の購入はネットが一番
重い床材を運ばなくて良い
車で買いに行くなら問題ないですが、重い床材を運ぶのは大変ですよね。うちではいつもネットで購入しています。
こちらから購入できます↓
一緒に糞の処理用スコップを購入しておくことをおすすめします。
網目が大きいスコップもありますが、個人的には糞が触れた砂がまたケージ内に残るのが嫌なので使いません。
まとめ
- ウォールナッツサンドはクルミの殻を砕いた天然素材
- 消臭効果あり
- ペットシーツの方がコスパが良い
- 3か月に一度全交換をする
- 誤飲の心配がないサイズまでフトアゴが成長してから使用する
- ケージのサイズに合わせて量を選ぶ
2か月使用してみて…
- 掃除がしやすかった
- 臭いは気にならない
- 水入れに砂が入る
- フトアゴが活発に動くようになった
- 砂は舞わない
- 全交換が少し面倒
以上、ウォールナッツサンドの紹介と、2か月使ってみての感想をお伝えしました。
交換の手間はありますが、3か月に一度のことですし、メリットのほうが大きいと感じましたので今後もウォールナッツサンドを使っていくつもりです。
フトアゴの動きが活発になったのも嬉しいですね。
Pinterestでボードを作成し、保存しておくとあとで確認できます。
床材を検討している方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。