今回は、フトアゴヒゲトカゲをお迎えすることが決まり準備もできた方に、お迎え当日の注意点について解説いたします。
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フトアゴって個性豊か。選ぶのも楽しいですよね
どの子をお迎えするかは、気に入った子を選んで間違いないのですが、できるだけ元気で健康な子を選びたいですよね。
- 健康な子を選ぶ基準って?
- お迎えした当日はどう過ごしたらいいの?
今回の記事では、この2点について解説いたします。
この記事をおすすめする人
- これからフトアゴヒゲトカゲをお迎え予定
- 健康なフトアゴを選びたい
- お迎え初日の注意点を知りたい
それでは、解説いたします。
フトアゴヒゲトカゲの選び方
選び方その①モルフを選ぶ
フトアゴにはたくさんのモルフ(品種)があります。うちのむぎちゃんは「ノーマル」。
赤みの強い色や、きれいな白色の個体。背がなめらかだったり、爪が透明だったり。色や魅力も様々。
モルフはお値段にも影響します。お気に入りの子を見つけたいですよね。
ペットショップにもフトアゴヒゲトカゲがいることはありますが、ノーマルの品種しか見たことがありません。いろいろなモルフを検討したいのであれば、爬虫類専門店を見てみましょう。
飼育方法も詳しく解説されており、おすすめの一冊です。
選び方その②健康な個体を選ぶ
健康な子を選ぶのも大切です。どんな点に気を付けたらいいのでしょうか。
健康なフトアゴを選ぶポイント
- 痩せていない
- ケガをしていない
- ちゃんと眼が開いている
- 餌を食べている
ちょっと威張っているくらいがちょうどいい♪
同じような子がいたら、頭の大きい子が良いと言われています。餌をしっかり食べられるからです。見ただけではわからないこともありますから、店員さんに聞いてみましょう。育ててきた人に聞くのが一番です。
あとは少しずつ違う顔つきや行動で選んでみましょう。みんな個性あふれるかわいい子たちばかりです。もし可能なら、実際に触らせてもらうといいですね。
ショップ以外での購入方法として爬虫類の即売会などのイベントがあります。たくさんのフトアゴがいて、選ぶ楽しみがありますよ。でも初心者さんには爬虫類専門店でお迎えすることをおすすめします。
爬虫類イベントはバーゲンセールのようにゆっくり見られないほど混むことがあります。
そんなときに店員さんに長い時間をかけてたくさん質問するのは難しいかもしれません。できれば初心者の方は経験者とお店に行くか、専門店でゆっくりお話を聞いてみてください。
お迎え初日の注意点
お店での注意点
お迎えする子が決まったら、店員さんから説明を聞き、サインをします。飼育のことでわからないことがあればこの時に質問してみましょう。初めて飼育するのであれば、そのように伝えておくとより親切に教えてくれますよ。私はこんなことを聞きました。
お迎え時に店員さんに聞いたこと
- 生まれた時期
- 雌雄
- モルフ(品種)
- 人口フードは食べるか
- 生き餌は何を与えているか
- 野菜は食べるか
- ケージの温度・湿度
- 体つきに問題がないか
- 健康か
私はホームセンターでお迎えしたのですが、店員さんはカンペを見つつも丁寧に答えてくれましたよ。これまでお世話してきた人なので、気になることはすべて聞きましょう。
特に、食べていた餌を聞いておくと、お迎えしてからもスムーズに給餌ができます。
帰宅してからの注意点
無事に購入できたら寄り道などせず、速やかに帰宅しましょう。寒い時期は冷えないようにし、暑い時期は車に置きっぱなしにしてはいけません。
お迎えして嬉しい気持ちはわかりますが、当日はそっとしておいてあげましょう。
フトアゴをそっとケージに移し、水入れに水を入れたらこの日は餌やりは我慢です。1~2日経って新しい環境になれたら餌をあげましょう。
初日にしてはいけないこと
- 不必要なハンドリング
- 餌やり
- ケージを何度も覗く
ハンドリングとは、手に乗せて触れ合うことです
フトアゴの性格はさまざま。初日から触っても動じない子もいれば、隠れてしまう子もいます。
うちの場合、1匹目のむぎちゃんは慎重派で隅っこでじっとしているような子でした。2匹目のおこめちゃんは、割と人に馴れていて触ってもおとなしくしている子でしたよ。
どちらにせよ、初日は環境が変わって緊張しているのでそっとしておいてあげましょうね。
フトアゴをお迎えしたフォロワーさんからご質問をいただきました
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お迎えした当日の夜にコオロギを与えたら、翌朝に吐き戻してしまいました。なんだか元気もありません。
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お迎え当日の給餌はあまりおすすめしません。移動や環境変化のストレスもあるので、まずは1~2日様子を見てから餌を与えると良かったですね。まずは環境に慣れることを優先しましょう。脱水を避けるため、温浴やスポイトで水分補給をさせます。餌皿に昆虫を入れて置いておくと、見てない間に食べてくれるかもしれません。
ベビー期は温度変化にも弱いので、温浴で冷えないように注意しましょう。ケージ内の温度は28℃より低くならないようにします。
フトアゴは好奇心旺盛なトカゲなので、環境に慣れればあちこち動き回ってケージ内を探検しだすでしょう。
初日にやっておくといいこと
- 写真を撮っておく
- 体重を測る
- 体の観察をする
これは個人的に感じたことですが、お迎えしたての写真ってそのときしか撮れませんから、撮っておいてよかったと思っています。
フトアゴってあっという間に大きくなりますよ
体重管理は成長を見ていく上で大切なものですから、ぜひ初日か次の日に量っておきましょう。キッチンスケールにタッパーなどを置けば、フトアゴ用体重計のできあがりです。ケージに移す前にさっと乗せてみましょう。
フトアゴの体の観察は、初日に限らず毎日必要です。お店からの移動でケガなどはしていないかのチェックをしたら、改めて観察をしてみましょう。この時のハンドリングは最低限に。
初日の様子をしっかり見ておくことでちょっとした変化にも気づけますから、よく見ておきましょう。
お迎えおめでとうございます!
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まとめ
以上、フトアゴのお迎え当日について解説いたしました。
それでは今回の記事のまとめです。
お迎え当日の注意点まとめ
- 健康で食欲のある個体を選ぶ
- 普段の飼育状況を店員さんに聞いておく
- 初心者は爬虫類イベント会場よりも、ショップに直接行くのがおすすめ
- お迎え当日はそっとしておき、餌を与えない
お迎え当日のことについて解説いたしました。いかがでしたか?今回解説したことを参考に、ぜひ気に入った子を見つけてくださいね。
このブログでは、フトアゴの飼育方法を初心者向けに解説しています。購入品紹介や爬虫類トーク、新商品のレビューなどもしていきますので、ぜひ他の記事も参考にしてくださいね。